4月10日、所属している研究会「HRC」で
「主催者から見たセミナー集客法」
というお題で発表をしてきました。
いままでいくつかセミナーを主催しています。自主勉強会も月一回開催で7年続けていきました。そうした経験から学んだことをまとめてお話しました。
「こんなことを考えてセミナーを主催してきた」
という話をしたのですが、実際は今回のオファーをもらってから
「どんなことを考えて主催してきたんだっけな?」
と振り返ってみて、あらためて自分の考えをまとめる機会を得たと思います。
僕が実際に主催したセミナーを例に、それぞれどんなことを考えてやってきたかをお伝えしました。
「参加者のメリットは何か」、「なぜそのセミナーを自分が開催するか」、「講師はそのテーマを話す資格があるのか」の三点は常に考えてきました。
僕の興味=他人の興味ではありません。参加してくれる人が興味をもてないテーマは集客に結びつかない。ビジネスとして儲けようとしていたわけではありませんが、やる以上は会場費なので経費を賄い、講師の方にいくばくかの謝金をお支払できるようにすることを考えれば、独りよがりな内容はダメだと思います。
また、世の中、何を言うかより誰が言うかのほうが雄弁であることのほうが多いものです。講師が社会的な信頼を得ていることは当然として、主催者自身も信頼されていないと集客に結びつかないと思っています。
信頼と言っても難しいのですが、普段の僕が全く興味を示しているように見えないテーマを「集客が見込める」ということで主催してしまうのは、信頼を失ういことになると思います。「ああ、なるほどね」と思ってもらえるテーマでないといけないわけです。
僕自身にとって興味があることが原点、そしてそれは、僕以外の誰かが興味をもつか、具体的なターゲットは想定できるか、ということを考えながらやってきたと思います。
それと「他でもやっているようなセミナー」はやっても仕方がないも思ってきました。差別化ということもありますが、セミナー会社でもない人間があえて主催するのに、他人と同じことをしても仕方がないという想いがありました。コラボセミナーを何度かやっているのは、その表れだと思っています。
まとめてみるとセミナー集客に限った話ではなく、営業や文章表現につながることだと改めて思いました。折を見てブラッシュアップして、またお話する機会を作りたいと思います。そのためにも、また何か企画しないといけないですね。
筆者プロフィール⇒ 自己紹介(プロフィール)