何を学なんだのか、と問われると明確に答えられないのがもどかしいのですが、診断業務における財務の大切さを痛感させられ(それは力不足も痛感させられたということです)、事業再生に関わるには相当の覚悟を持たないといけないということを感じ、しかし、診断士を名乗る以上、そこを避けたままでは駄目だと思いました。いつかは関わりたい、関われる力量を身に着けたいと思います。
講義と並行して、卒塾レポートの作成もしてきました。各自が将来の「キラーコンテンツ」を作ることを目標に、取り組んできました。
僕のテーマは
「社長が変われば会社は変わる~会社が好転する!! 経営者のために『新・陽転思考入門』~」
です。
最終日の午後は、成果発表会。卒塾レポートを基に10分間のプレゼンを行いました。10分という短い時間で何を話すか、前日まで迷っていたので自信はなかったのですが、しゃべり始めたらふっきれて、なんとか形になったと思います。タイムマネジメントもうまくいったほうだと思います。ほぼぴったりで終わらせることができました。
僕のレポートは賞を頂くことはできませんでしたが、複数の方から
「あらためて陽転思考のことを、もっと詳しく聞かせてください」
と声をかけていただきました。ある研究会で発表できるようにするから、とも言っていただきました。大変、光栄なことだと感じています。できればそうした機会を得て、陽転思考を広めていきたいと思います。
タイトルに「経営者のための」とつけましたが、これは将来的に商工会などでセミナーが出え来たらいいな、という下心でして(笑)、別に経営者にだけに当てはまる話をしているわけではありません。むろん、トップが陽転思考を身に着けていると組織全体に浸透しやすいということはあります。中小企業診断士として僕がやる以上、中小企業の経営者にお伝えしていくということを考えてはいますが、もともと誰もが身に着けておいたほうがいい、思考法なのです。
さらに言うと、診断士こそ身に付けておいたほうがいいと思っています。提言を聞いていただくためにもできたほうがいい。相手の中にある「できない」という気持ちを消すためには、自分の中の「できない」という気持ちを消しておくことが肝心だと思います。陽転思考はそのための武器になります。
ということで、終了証もいただいて、リラックスるした気分で打ち上げに参加し、楽しく飲んでいたのですが、その席で、来期の事務局長を拝命いたしました。
前に「来期の事務局、やるよね」と言われていたので、「やりますよ。事務局長以外なら何でもやります」と答えておいたのですが(苦笑)、結局、お鉢が回ってきました。
自分の経験を生かして、来期、さらに良いプロコン塾するべく、微力ながら尽くしたいと思います。修了で縁が切れるわけではなく、今後も続いていくことになりました。
プロコン塾を修了したといっても、何かを成し遂げたわけではありません。成果を出せたわけでもない。ここで学んだこと、手に入れたことを今後に生かしていかないといけません。
何かの終わり、いつだって何かの始まりです。