ハイブリッドコンサルタント

2014年3月9日日曜日

【勉強法】モチベーションには頼らない

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「時間管理」とともに質問されることが多いのが、
「やる気をどうやって出していたのか」
「やる気を継続させるにはどうしたらいいか」
という「やる気」「モチベーション」に関することです。
そのときの立場によっては本音全開でお答えできないこともあるんですが、率直に言うと
「それは僕が知りたい」
というのが本音です(苦笑)

やる気がみなぎっていて、勉強が順調に進んだ期間なんて、数えるくらいしかありませんでした。常に考えていたのは「やる気がない状態でもある程度のことはちゃんとやる」ということをできる限り継続していくことでした。

やる気があるときはたいていものごとは問題なく進んでいきます。ずっとその状態が続くのがベストですがほとんどの場合、そんなことはあり得ません。仕事のことや体調の問題やらでやる気がやる気が出ないときは間々あります(僕の場合は頻繁にありました)。ですから、やる気ができないとき、どうコントロールするかのほうがはるかに大事だと思ってきました。


■やる気を出すスイッチがなくても気にしない

僕が心がけていたことのひとつに
「トリガーを作らない」
ということがあります。いわゆる勉強を始める前の儀式的なものは作らないようにしていました。

よく「これをやるとスイッチが入る」という話を聞きます。それで本当にスイッチが入る人はそれでいい。でも僕の場合はそうではなかった。(いろいろ試したのですが)儀式のほうが長くなります。いつまでたっても本題に入らない(苦笑)

これでは本末転倒です。だから「いきなり」始める。そして最初の4分頑張る、という気持ちで臨みます。もちろん集中していないし、頭に入ってこないことのほうが多いです。でも気にしない。そのうちなんとなく集中できますから。

これは茂木健一郎さんに教わったやり方です。茂木さんが
「タイガー・ジェット・シン式勉強法」
と命名されているやり方です。
プロレスの試合前の花束贈呈や国歌演奏をすっ飛ばして、いきなり試合に入るイメージです。
人間の脳はやっていくうちに慣れてくるから気にせずやれ、ということでした。 これだけは日々、意識してました。



■自分にプレッシャーをかける仕組みをつくる

あとは、自分に良い意味でプレッシャーをかけていくこと。
仕事の場合はまだこれはしやすいです。だって仕事がなくなったら食うに困るから。困らない人もいるのかもしれなし、仕事は食うためにやるんじゃない、という人もいるかもしれないですけど、現実に仕事がなくて金がなくて、という生活を経験した身からすると、安定して仕事をさせてもらえるのは本当にありがたい。これを失わなったらどうなるか、と考えるとやる気云々の前に、生存本能として最低限のことはしていかなきゃ、と思えるわけです。(一応言っておきますが、さすがにこう考えるときは、相当重度にやる気がないときです)

だけど、試験勉強を始め、生活の糧としてやっていること以外は、極論「やらなくても生きてはいける」わけです。
だから意識的に自分にプレッシャーをかける場面を作っていく必要があると思っていました。

僕は直前3ヶ月、Facebookで勉強の状況をダダ漏れさせていたのですが、それは「有言実行」を意識していたためです。衆人環視状況を作ろうと思ったわけです。そうすると、応援してくれる人も出てきます。人は究極のところでは、自己利益のためには頑張れませんが、誰かのためなら頑張れます。「この人のためにも合格したい」と思えるようになれれば、モアベターだと思います。

ただし追い込み過ぎると潰れる危険性があります。つねに微妙な逃げ道を作っていました。



■チャレンジしていること自体を楽しむ

さらに、ギリギリ最後の場面では、やっていることが
「好きか嫌いか」
だと思います。
僕は結局、診断士試験でやる勉強が嫌いでなかったのだと思っています。

間違いなく別な資格、たとえば税理士とか社労士とか行政書士とか、その他もろもろありますが、そうした資格試験だったら、続かなかったろうな、と思っています。
もちろん、マラソンだのトライアスロンなんて絶対に続かいない自信がある(笑)そうしたことを続けている人はそれだけで尊敬してしまうくらいです。

ただ、好きか嫌いかは、ある程度突き詰めてやってみないとわかりません。そして「やろう」と思ったことにはなんらか意味がある、と僕は信じています。
だから「やろう」と思った以上、ある程度のところまでやってみるというのが大事なんだと思います。


そして、「好きなこと・やりたいことにはもれなく苦手なこと・嫌いなことがついてくる」と覚悟をしておくこと。診断士の1次試験でいえば、7科目全部得意で好きだ、という人はほっといても受かるので無視しましょう(笑)普通の人は、得意で好きな科目がある反面、苦手で嫌いな科目もある、という状況だと思います。ですから、得意を伸ばしつつ苦手を克服することを考えなといけません。同じようにできる必要はありません。でも、どんな苦手科目でも足切りにならないようにしなといけない、というkとは受け入れて覚悟を決めましょう。

その上で、どうしても嫌なら棚上げすればいい、と構えて、日々努力を重ねていけば、多くの場合、結果が出るのだと僕は信じています。